Facebook、Twitter、Instagram等のSNSをはじめとしたソーシャルメディアは、以前は個人での利用が主でしたが、近年は企業でも積極的に取り入れられています。
個人のソーシャルメディア利用の割合をみると2006年には8.7%だったのが、2015年では57.1%と、飛躍的に伸びています。
それに伴い消費者の行動も変化してきていて、企業からの一方的な情報発信が主だったのが、消費者自身も発信者となり商品やサービスが口コミで広がっていくようになってきています。
故に企業もソーシャルメディアを利用することで、さらにビジネスのチャンスを広げることができます。
代表的なソーシャルメディア

- ユーザーの年齢層は高め
- コンテンツの自由度が高い
- 実名登録が基本なので炎上しにくい
- Facebook広告はターゲットの絞り込み要素が多く効果的
Twetter

- ユーザーの年齢層は幅広い
- 良ツイートは拡散されやすい
- 文字数が少ないので気軽

- ユーザーは若年層の女性が多い
- 文章は必要なく画像のみ
- オシャレでスタイリッシュなイメージを作りやすい
企業がソーシャルメディアを利用するメリット・デメリット
メリット
①リーチを増やせる
認知度を上げる為のプラットフォームとして利用できる。
FacebookやTwitter上の情報は、クリック一つでSNS上でシェアすることができますし、有益な情報は大きく拡散される可能性もあります。
ネタ次第な部分が大きいですが、一度のソーシャルメディア上の投稿が何万ものシェアを獲得することもよくあります。
②消費者との関係を深める
FacebookのコメントやTiwitterのリプライで、ソーシャルメディア上で企業と消費者が直接コミュニケーションを取ることができ、それによりお互いの相互理解や信頼性を深めることができる。
最近では、大企業があえてギャップのあるキャッチーで面白い投稿をすることでユーザーとの親和性を高めるということもよく行われていますね。
Twitterでよく見かけます。
③ブランディング
企業やブランド、商品やサービスのイメージをリアルなイメージとして伝えやすく、消費者と共に一緒に育てていくことができる。
④費用対効果
ホームページの作成等となると費用や時間もかかりますが、ソーシャルメディアは基本無料で利用できるので、非常に費用対効果が高いです。
また、更新作業自体は1人で数分で行えるようなものなので、人件費もかかりません。
デメリット
ソーシャルメディアの利用はやらないよりは絶対にやった方がいいというものだと思いますが、ただやるだけで効果があるかといったらそうでもなく、デメリットを生むこともあります。
ただの宣伝のようなものですと迷惑がられてしまいますし、しっかりと有益な情報である必要があります。
効果が出てくるまでに時間がかかるので、途中で投げ出してしまい数か月~数年更新される放置されていることもよくあります。
そのような場合は「この会社はちゃんと運営しているのか?」と逆にマイナスイメージを与えてしまうこともあります。
また、よっぽどでないとあり得ないと思いますが、悪意はなかったとしても炎上してしまう可能性も。
そのようなデメリットも考えられなくはありませんが、やはりメリットの方が多いと思われます。
企業によるソーシャルメディア利用成功事例
エイアンドダブリュ沖縄株式会社
http://www.awok.co.jp/
「A&W」というハンバーガーを中心としたファーストフード店チェーン。
Facebook、Twitter、Instagramをはじめ、各種SNSを利用ししっかりファンを獲得している好例。
複数のSNSを運営していると投稿内容が同じ内容になりがちですが、コンテンツもしっかり変えてあります。
新商品のお知らせやクーポン、自社のニュースや時事ネタ等、読み応えがあります。

ユーザーの口コミツイートのリツイートが中心です。口コミは何より効果的です。

写真の投稿のみになるので、メニューの写真もアップ目でパッと見で伝わりやすいイメージを優先。

YouTube
こちらにはCM動画中心にアップされています。

Line
飲食店ではよく利用されているLINEアカウント。多くの人がメインに使っているコミュニケーションツールでダイレクトに情報を発信できるので非常に効果があります。

業種や提供するサービスによってアプローチの仕方は変わってくると思いますが、少しの工夫でユーザーの反応もまた違うものになってきます。
まず、ソーシャルメディアを利用する目的を明確にしたうえで、ユーザーの立場に立って、創意工夫をしながら長い目で運用していくことが大切です。
ソーシャルメディア